セラピストになって、7年が経ちました。
最初のころと今とでは、
大切にしていることが少し変わってきた気がします。
最初のころは、
「もっとほぐさなきゃ」
と思っていました。
硬いところを見つけると、
そこをどうにかしなきゃいけない気がしていたし、
お客様に「よくなった」と思ってもらうためには、
もっと上手にほぐせるようにならないと、と思っていました。
技術を磨くことが、
一番大事だと思っていたのかもしれません。
でも、たくさんの方の身体に触れていく中で、
少しずつ気づいたことがあります。
「ほぐす」と「ゆるむ」は、
少し違うのかもしれないということです。
ほぐすのは、こちらが働きかけること。
でも、ゆるむのは、
相手の身体が、自分から力を抜いていくこと。
どんなに技術があっても、
身体が「ここは大丈夫」と感じていなかったら、
深くはゆるんでいかないのかもしれない。
そう思うようになってから、
私のお手入れも少しずつ変わっていきました。
施術中に、たくさん話しかけることも減りました。
最初のころは、
コミュニケーションをとることが大事だと思っていて、
施術中もよくお話ししていました。
でも、静かに触れているほうが、
深く休める方も多いんだと気づきました。
言葉も、情報のひとつ。
だからこそ、
話さなくても大丈夫な時間をつくることも、
大切なんだと思うようになりました。
タオルの掛け方、
室温、
照明の明るさ、
触れる前の空気感。
そういう小さなことも、
前よりずっと大切にするようになりました。
お手入れが始まる前から、
その方が「ここにいていい」と感じられるかどうか。
安心して身体を預けられるかどうか。
そこから、もうお手入れは始まっている気がしています。
7年経った今も、
まだまだわからないことはたくさんあります。
でも、
「もっと強くほぐさなきゃ」
とは、今はあまり思わなくなりました。
その方の身体が、
自分からふっと力を抜けること。
がんばっていたものを、
少しずつ手放していけること。
そんな時間をつくることが、
今の私にとって一番大切なお手入れなのかなと思っています。
ご予約・ご相談は、LINEからいつでも。
「相談だけ」でも、ぜひ気軽にどうぞ。
